喪服は急に必要になる それに合わせて髪型もアレンジしよう!

お葬式は急に起きます。常に心の準備をしていても慌ててしまうものです。お葬式では、亡くなられた方に近しい人は着物の喪服を着ることが多いようです。会社の同僚や友人の身内などの場合は洋服でいいと思います。その場合気になるのは髪型です。喪服に合う髪型を見てみましょう。

お葬式にふさわしい 喪服 髪型は?お葬式のマナーについて

髪型やヘアーアイテムは お葬式にふさわしいもので

喪服を着た場合の髪形は、ヘアピンやゴムは黒で統一します。リボンやシュシュも、無地でシンプルな物を選びます。革製品は、動物の殺生を連想するので避けましょう。

髪型を整えるヘアースプレーは無香で

喪服姿で、髪型を整えるためには、香りのするスプレーやワックスは避けるべきです。髪型の香りが強いと、香水をつけていると勘違いされ、他の参列者に非常識だと思われかねません!

明るすぎる茶髪は避ける

髪型や髪の色は、お葬式のマナーに反することにもなりかねませんので、注意したいものですね。故人を偲ぶ気持ちを表現するために、明るい髪色はやめましょう。黒く染めるか、ヘアスプレーを用いて一時的に黒くしましょう。

ふんわりパーマがかかった髪型も避けましょう

華やかな印象を与えるパーマのかかった髪型も、葬儀にはふさわしくない髪型です。ロングの場合は、1つにまとめてパーマを目立たなくさせましょう。ミディアムの場合の髪形にも、ボリュームがある箇所は、ピンで抑えるように留めます。

ロングヘアーの場合の髪形は まとめます

髪が肩より長い場合の髪型は、後ろで1つにくくるか、後でお団子にしてまとめるようにしましょう。これがお葬式に参列する時の基本の髪形です。勿論黒いリボン等で髪型をまとめます。喪服が洋装でも和装でも、髪の毛をまとめた髪型で参列しましょう。

このほかにもお葬式でのマナーがあります。喪服に真珠を付ける人は多いと思いますが、真珠は故人を偲んで流す涙を象徴しています。そのため、真珠がしっかり見えるように、髪型は、髪を後ろでまとめます。後での1つくぐりはおばさんくさいと嫌がる方もいますが、まとめた髪をサイドに垂らす髪型は、弔事ではマナー違反になるのでご注意ください。お葬式では、お焼香やお辞儀のために、前傾する機会も多くなります。お辞儀のたびに髪が垂れるなんてことにならないように、きちんとした髪型で参列しましょう。

20代の喪服スタイル ご紹介 髪型にも注意しましょう!

ゆったりとしたテーラージャケットとワンピースのスタイル

襟元スッキリのテーラージャケットです。どなたにも似合う喪服で、オールシーズン着用可能です。ポケット部分にさりげなくサテンリボンがあしらわれていて、何気なく若さをアピールしています。長い髪の毛は、後ろでまとめた髪型が良いです。

襟元サテン生地の喪服

襟元にサテンを使って大人の女性をイメージしています。スマートなスタイルのブラックフォーマルで、喪服として最適です。漆黒の喪服には真珠がよく似あいます。襟元の真珠が良く見えるように、髪型にも気配りしましょう。

レース使いの喪服

レースを使ったエレガントなワンピーススタイルの喪服です。フロントの小さなリボンがキュートな印象を与えます。ウエストから深めのタックが入っているので、スカート部分がふんわり広がって、とてもドレッシーな感じになります。髪型は小さくまとめて、喪服を引きたたせましょう。

おとなしすぎない上質な喪服

小さな丸襟がキュートなデザインです。胸元のリボンが大人可愛らしいアクセントになった喪服です。丸くカットした、ボレロ風ジャケットで、更に可愛らしさを演出しています。極上の黒が、パールなどのアクセサリーを引きたたせます。髪型は、襟足が見えるようなスタイルが良いでしょう。

ブラックフォーマル(喪服)憶えておきたいこと

喪服には、正喪服 (正式喪服)、準喪服、略式喪服の3種類があります。正喪服は、公的な葬儀や、一周忌までの法要などで、喪主、親族など故人に近い、改まった立場にある人が着用します。最も格式ある装いが正喪服です。洋装の場合、色は黒のみで、ワンピーススーツ・アンサンブルなどがあります。夏でも袖は長めで肘が見えない長さ、スカート丈は膝頭が隠れる程度の丈が望ましいでしょう。肌の露出を控え、髪型やお化粧も控え目にしましょう。

準喪服
最も一般的な喪服で、喪主/親族/近親者、または列席者でも着用できます。
黒のワンピースやスーツ、アンサンブルなどで正喪服に準じますが、素材やレース、織柄など多少デザインで変化をつけても問題ありません。


略式喪服/略礼服
略喪服とは、急な弔問やお通夜、三回忌以降の列席者であれば着用できます。形式にこだわらない「お別れの会」のような席や、時間をおいて故人宅を訪ねる時などにも向きます。色は黒の他、グレーや濃紺など地味な色にし、同素材や単品同士のコーディネイト、パンツスタイルでも差し障りありません。

お通夜の服装は? 女性の装いは?お通夜の席に喪服を着てゆくのか?

お通夜の席で気を付けたいこと

女性はいつでもオシャレに気を配りたいものです。それはお悔やみの席でも同じですよね。でも突然のお通夜で「これでいいかな」と思ってしたことが、故人や遺族に失礼な服装であってはお悔やみの気持ちも伝わりません。女性はオシャレに気を配りつつ、お悔やみの席にふさわしい服装(喪服)をしなければなりませんが、きちんとマナーを知っておかないと大きな恥をかいてしまうことになりかねません。

お通夜は半喪服、葬儀・告別式は略式の喪服で

お通夜の時の服装は半喪服で、と昔から言われていますが、現在は訃報からお通夜まで日にちがあることも多いので、お通夜であっても略式の喪服で参列することも多くなっています。女性の半喪服は、グレーや地味な色のワンピースやスーツが好ましい服装ですが、訃報からお通夜まで時間がない場合は地味な服装であれば失礼にはなりません。

喪服は一着はほしいものです

喪服を持っていないのであれば、ぜひ1着用意しておくことをお勧めます。色々なデザインがありますが、デザインによってイメージが変わるので、喪服とはいえ自分に似合うデザインのものを選ぶようにしましょう。また、喪服は10年を目安に買い換えるものと考えて、10年は着られるデザインを考えてみましょう。

ボレロ等のタイプは若々しい印象なので、結婚後に揃えるのであれば、オーソドックスなテーラードデザインのものを選べば長く着られるでしょう。刺繍やサテンのリボン等も許されますが、お別れのための服ということを忘れないようにしましょう。

バッグや靴、アクセサリーも喪服に合わせて

バッグや靴は光沢のあるエナメル素材のものや、デザインが派手なもの、ショルダーバッグは避けましょう。本来、革やファー素材は殺生を意味するのでNGですが、光沢がないものであれば問題ありません。あえて喪服用に用意するのなら、黒い布製のバッグや靴を選べばパーフェクトです。アクセサリーは、白や黒の真珠、黒珊瑚などが無難ですが、二連のネックレスはNGなので注意が必要です。

髪型やお化粧にも気を配る

女性の化粧は派手でもしなくてもマナー違反になるので、ベースメイクをしっかりし、眉毛とアイメイクはナチュラルに見えるものにし、色のついた口紅はNGです。髪型は、結べる長さであれば一つに束ねて、ヘアアクセサリーは黒にし、派手にならないデザインを選びましょう。

冬場であれば、もちろんコートは着用しても大丈夫ですが、訪問する時と同じように受付前に脱ぐようにしましょう。外のテントなど、屋外での参列の場合は、焼香の時以外はコートを着用したままでも問題ありません。コートは、可能であれば地味な色目の物を着るようにし、殺生を意味する革や毛皮等の素材は避けます。マフラーや手袋も同様で、革や毛皮のついたものは身につけず、ウール等の素材のものを選ぶのがポイントです。

お葬式 髪型 ロングヘアーの場合は?どうする

ロングヘアーはまとめる

喪服を着た場合の、ロングヘアーの髪型は、一番手っ取り早いのは黒いゴムを用いて、後ろで一本に縛ったり、髪を束ねてねじり丸めておだんごにすることです。おだんごにするのは、束ねた髪を同じ方向に3回~4回位ねじり、ねじり始めた所を起点にぐるっと巻いてゴムで縛ると簡単です。この際に少し毛先が出るのは問題ないようです。

しっかりとしたい場合は、一本で三つ編みを編み、巻いておだんごにすると安定感が出ます。ただし、フィッシュボーンと呼ばれる編み方は、編み込みになり、華やかに見えますのでやめておきましょう。

髪を横縛りする髪型はマナー違反!

後ろに一本縛りにする髪型は、おばさんっぽいと言って横に縛る人が居ますが、マナー違反とまではいきませんが、グレーゾーンに入ります。肩に髪がかかるのはあまりマナー的にはよろしくなく、喪服の正装時には、女性は真珠のネックレスをしますが、その真珠が映える為にも、長い髪の毛はまとめ上げた方が良いです。

ロングヘアーの方は、髪の毛をまとめること

喪服の場合の髪形は他にも、シニョンを用いておだんごヘアにする方もおられますし、ヘアピンを用いて綺麗にまとめる方法もあります。基本的には、耳より下の位置、後ろで肩にかからないぐらいで、黒いヘアアクセサリーを使ってまとめる、と覚えておきましょう。

お葬式は、亡くなられた方を偲ぶ、という意味合いが強いので、とにかく日常とは違うと理解して、故人を偲ぶ気持ちを表にあらわしましょう。長い髪の毛は、横に流したり、ほつれ毛を作ったりすると、お辞儀をした時髪が下に垂れるので、よろしくありません。髪型はきちんとしていて、髪の毛が乱れないように整えましょう。

大和撫子には着物の喪服がよく似あう

忌中に着用する着物は、黒無地の染め抜き五つ紋付の長着が正式の喪服で、男性同様、6月~9月は絽か紗になります。羽織は着ません。帯は黒繻子の丸帯、帯締めは黒の丸くげにし、悲しみを表現するため先を下にします。

帯揚げは黒の綸子を用います。襦袢は白羽二重か白綸子にし、襟も白にします。草履は布製の黒草履か、畳表の黒い鼻緒のものにし、足袋はチャラコの白にします。通夜の場合は、寒色系の色無地に喪帯でも大丈夫です。

お通夜 お葬式 忌中 にふさわしい喪服と 髪型 葬式のマナー まとめ

喪服を着る親族は、一般的に三親等まで(両親、祖父母、子、孫、ひ孫とその配偶者、兄弟姉妹、甥姪、故人の兄弟姉妹の配偶者、故人の叔父叔母とその配偶者)と言われています。喪服のマナーは正式・略式共に上記同様です。
その他参列者は、黒っぽい服を持っていない場合は、手持ちの服で間に合わせても問題ありませんが、遺族やその親戚に対して弔意や思いやりを髪型や喪服で表せるよう心がけましょう。
また、通夜の場合は、不幸を予測していたような印象を与えないように、わざと平服で参列したほうが良いという方もいます。実際急に参列することになった場合も、極力アクセサリーを外したり、髪型を整え、代用できる黒い服を着るなどの気配りをお忘れにならないようにしましょう。

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